ツェルト エムシェルター2 Em-Shelter Ⅱ

エムシェルター2購入の経緯

エムシェルターはツェルトの一種です。
登山中のビバーク(緊急野営)を行う際に使う、非常用のツールになります。
しかしながらツェルトはポールやテントロープ(張り縄)、設営にコツが必要なことから初心者の私には上手く使う自信がありませんでした。

そこでエムシェルターの公式ページを見て「これなら自分にも設営できそう」と思ったのが購入のきっかけです。

開発ウラ話

今日登山を始める方が、今日使えるシェルターをつくりました!
 非常時に備える、すなわちツェルトを使いこなすことの重要性は、多くの方々によって声を大にして伝えられています。しかし、その御尽力にもかかわらず、行きわたっていると言えません。
ツェルトは使い道が多く、それらを体得したベテランにとっては、この上なく便利なアイテムです。しかし、それぞれの使い道にそれぞれの「状況判断」「張り方」「付属品」等、何かしらのテクニックが必要で、ほとんどの方にとっては、逆にその使い道の多さが仇となって、身を守る準備が遅れ、重大な事態を招きかねません。
非常時の一刻を争う状況において、身を守るための一番素早く確実な方法は、たとえツェルトを使用する場合であってもかぶって座るです。
Em-Shelterは、全ての人が迷うことなく使いやすいように、他の使い道はすべて切り捨てて、そのかぶって座るのみに特化しました。
初心者であっても簡単に素早く避難できてこそ非常用シェルターです。

目次

エムシェルターの特徴

エムシェルターにはツェルトと同様の機能を保ちながら、以下のような差異があります。

[box class=”pink_box” title=”通常のツェルトとの差異”]

  • 設営がテントに比べ簡単
  • テントポールが不要
  • ストックがあれば最低限設営できる
  • ザックも空間を作る道具として利用できる
  • 底面はむき出しの状態のため、シートやマットが必要

[/box]

以上のことから、簡単に素早く初心者の私でも設営できると思いエムシェルター2の購入に至りました。
エムシェルター1ではなくエムシェルター2にしたかというと、重量にあまり変わりがないわりに大きさがそこそこ違うことです。
ただし購入時にはなかったラインナップ、Em-Shelter I U.Lを見てみると若干心惹かれます。
以下、表にしてみましたので参考にしてください。

Em-Shelter I Em-Shelter II Em-Shelter I U.L
人数: 1人用(最大2人) 人数: 2人用(最大4人) 人数: 1人用(最大2人)
ベンチレータ(換気口): 2ヶ所 ベンチレータ(換気口): 2ヶ所 ベンチレータ(換気口): 2ヶ所
サイズ: 120 x 60 x 90(H) cm サイズ: 140 x 100 x 90(H) cm サイズ: 120 x 60 x 90(H) cm
収納サイズ: 10 x 13 cm(さらに圧縮可能) 収納サイズ: 10 x 10 x 14 cm(さらに圧縮可能) 収納サイズ: 9 x 12 cm(さらに圧縮可能)
重量: 295g 重量: 245g 重量: 170g

テスト設営

使った道具

まずはテストで設営を行います。
使ったのは、ロープ、ストック、エムシェルター2です。

荷物結束、テント張りなんでも簡単に縛れて、初心者でもロープ技術がなくてもテンションをかけられます。

amazon半額キャンペーンで購入したAukeyの格安トレッキングポールです。なかなか重宝しています。

テスト

まず上側のループをロープでつなぎ、テンションを掛けてみました。
縫い目が弱そうで若干不安が残ります。

ストックを引っかけます。
説明書も見ずにやったので間違ったひっかけか。
正しくはポールのリストストラプをシェルター天井のループに通して、もう一方のグリップに被せるみたいです。

これだけだと普通のツェルトのように見えますね。

ベンチレーションは紐で縛れるようになっています。

中は相当広いです。
地面には小さなマットを利用するといいでしょう。

[aside type=”boader”]MAGIC MOUNTAIN(マジックマウンテン) ナノテクシットマット JW101

日帰りにテント泊用のマットは不要なので、日帰りなどにはこのマットが活躍すると思います。 [/aside]

4人での使用だと上記の用になるそうですが、あまり現実的ではないと思います。
かなり窮屈な感じになるでしょう。

実際の利用は1~2人が現実的でしょう。
上記の写真が実際の使用感に近いですね。

所感

感じたのはやはり「設営が簡単!」ということでしょうか。
予備知識がなくともあるものでなんとか設営できます。
しかしながらやはり実地で設営してみないことには、自分にとって本当に役立つかはわかりません。

 

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