雪山登山 中蒜山

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中蒜山

今回は中蒜山での雪山登山を行ってきました!
結論から言いますと7~8合目辺りから傾斜がきつくなり、雪の量も増してラッセルもできない状態に・・・。頂上を拝めず無念の下山となってしまいました。今回はそんな情けなくも、しんどかった中蒜山登山を掲載します。

中蒜山とは

wikiより

中国山地の主峰より北側に独立して主に象山(1,085 m)・擬宝珠山(1,110 m)・二俣山(1,083 m)・皆ヶ山(1,159 m)・上蒜山(1,202 m)・中蒜山(1,123 m)・下蒜山(1,100 m)の各主峰で構成されるが、通常は上蒜山・中蒜山・下蒜山を総称して「蒜山」または「蒜山三座」と呼ばれる。南側斜面中腹に風光明媚なリゾート地である蒜山高原を抱える。蒜山および蒜山高原一帯は、岡山県下では倉敷美観地区や後楽園・岡山城と並ぶ屈指の観光地であり、観光客数では倉敷(約300万人)に次いで2番目となる約250万人となっている[1]。また、近接する大山とセットにした観光も盛んで、蒜山から大山を結ぶ観光道路である蒜山大山スカイラインがある。蒜山は大山、三瓶山とともに大山隠岐国立公園として国立公園に指定されている。

蒜山は主に蒜山三座と呼ばれる、上蒜山・中蒜山・下蒜山に分かれます。その中の中蒜山は塩釜ロッジキャンプ場に登山道があります。ここには以前観光で着たことがあり、トイレや駐車場があることを知っていました。某サイトでも上蒜山、中蒜山への雪山登山のレポートがあったので、チャレンジしてみようと決意しました。

今回の装備

今回の装備は那岐山2回目を登った際と基本的に変わりません。

[box class=”blue_box” title=”今回の主な装備”]

(モンベル)mont-bell ジオラインM.W.ハイネックシャツ Men’s
(モンベル)mont-bell ジオラインL.W.タイツ Men’s
(モンベル)mont-bell ライトアルパインパンツ Men’s
モンベル(mont-bell) ダイナアクションパーカ
(モンベル)mont-bell シャミースジャケット Men’s
FITS(フィッツ) ヘビーラグドブーツ ネイビー M
SCARPA(スカルパ) ファントム ガイド 41
NEW10本爪アイゼン・ラチェット式・スノープレート付
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) グリセード BD73052
mont-bell モンベル 男女兼用フェイスマスク ジオラインL.W.バラクラバ 1107500
グレゴリー バルトロ55[/box]

今回は追加でラッセル用にマジックマウンテンのフラット型ワカンを持って行きました。マジックマウンテンのワカンは現在では市場に無いようなので、代わりにエキスパートオブジャパンのワカンを掲載します。先が曲がっている型とフラット型の2種類がありますが、裏返してアイゼンを履いたまま使用しない場合は、先が曲がっている型でも大丈夫です。

 中蒜山へ

ローソン蒜山インター店

蒜山ICを降りてすぐのローソンで必要なものを購入、トイレを済ませます。写真でもお分かりの通り駐車場のアスファルトがスケートリンク状態。アイゼンがないとすぐさま滑ってコケそうでした。
どこかのウェブサイトではローソンが中蒜山に向かう最後のコンビニと記憶していましたが、この先にセブンイレブンがあります。セブンイレブンがお好みの方はそちらをご利用されたらどうでしょう。

[aside type=”warning”]注意
当然ですがスタッドレイスタイヤは必須です。またネクスコのホームページで道路の状況は確認しておきましょう。この日の気温は午前中ー8℃でした。
[/aside]

塩釜ロッジ

今回はロッジの駐車場に車を止めさせていただきました。「長時間駐車する方はロッジへ申し出ること」と書かれた旨の看板がありますが、ロッジは行きも帰り仕舞っていました。

右手の建物がトレイになります。奥が左手がキャンプ場、奥が登山道、手前が駐車場です。

入口ですでにこの雪の量。この冬の雪の量は半端ではありません。トレースもなく、地面は全く見えない状態なのでワカンを装着します。

実は初ワカン、初ラッセルなので既に不安でいっぱい。装着方法は自宅で練習してきたので問題ありません。

[aside]ラッセルとは
登山で,深い雪をはらいのけ,道を開きつつ進むこと。 [/aside]

登山開始

まずはこの道を通って中蒜山の入口まで向かいます。中心に窪みがありますが、ガンガン足が埋まっていきます。

ノートレース、あるのは動物の足跡だけ。この日は最低気温ー8℃、最高気温10℃、風も0m~1mで非常に快適な登山日和。

歩く事120m、ようやく1合目に到着。ここからからいよいよ本番です。

雪との闘い

普段は見えるであろう標識がほぼ埋まってしまっています。この写真は2回沢を横断する際の一枚なのですが、2合目ですでに腰まで埋まる場所がありました。とにかく雪が重くて重くて足があがりません!恒例の「股関節が痛い病」も徐々に発生しつつラッセルします。

休憩

小休止を挟みながら進んでいましたが、あまりのしんどさに4合目辺りで食事休憩。風もないのでパパっと即席パスタを調理。やっぱり山での食事は格別。
このソル・レオーネスのパスタは茹でるだけで、味付きパスタができるのでおすすめです。

 792m地点へ

段々木と木の感覚が空いて、視界も開けてきます。

蒜山高原を一望できます。

祠がある 5合目(792m)に到着。ここで辺りから通常ひざ上、深いところは腰上まで埋まります。右の標識を見てびっくりしたのは、別のサイトで1週間前に登山した記事を見たのですが、この標識の上半分は見えている写真が掲載してありました。そこから随分積雪があったことが伺えます。
祠の屋根の雪を掃って、手を合わせて先に進みます。

頂上へ・・・しかし

祠を過ぎてから、雪の量と傾斜が段々ときつくなり始めました。樹木が減ったせいもあるのか、雪の深さも徐々に腰上を超えるように・・・・。
7合目手前あたりでしょうか。予定より到着が大幅に遅れていた事もあって、登頂を断念。引き返す事にしました。

初の登頂断念

今回初めて登頂できずに下山することになりました。しかし登山は楽しむものであって、登頂は目的ではありません。危険が増すなら引き返すのも勇気だと思います。
振り返ってみても、次回同じ条件で登山しても登頂できる自信はあまりありません。次回は無雪期か残雪登山で登頂を目指したいと思っています。

下山後にひるぜん大将のジンギスカンセットを食べて帰りました。下山後の食事もなかなか乙です。

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