登山用ヘルメット

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山におけるヘルメット役割

この記事では初心者目線から登山用ヘルメットについてまとめて行きます。
この山にはヘルメットが必要か否か?」ではなく、どういう登山になるかで「自分で判断」して着用するようにしましょう。
周囲が着用していないから、自分もしないは危険な思考です。

落石

「落石」とは自然発生、人工的に「石」ないし「岩」が落ちてくる事です。
もし自分に向かって落石が発生し、ゴルフボール大の石が頭部に当たれば簡単に人の命を奪います。
命を奪わなくても気絶、滑落による二次災害を引き起こすでしょう。
重要なのは自分の行動によって事故が起きるのではなく、外的要因で怪我をする可能性があることです。

転倒

岩場は当然のことながら、林道や雪道などでも転倒による頭部負傷は常にあり得ます。
歩いていても倒木などが頭の上を掠めることもまるでしょう。
安全を考えれば、転倒しやすい場所での頭部の保護も考えるべきです。

火山噴火

御嶽山噴火によって、ヘルメットの重要性は近年叫ばれるようになりました。
100回登山しても1度噴火遭遇すれば、自らの命を失うことになりかねません。
ガイドや伝聞だけに頼らず、万が一を考えて常に行動することです。

ヘルメットの規格

簡単にヘルメットの規格をご紹介します。
格安のヘルメットを買う際は、いずれかの規格に適合したものを買うようにしましょう。
また使用期限を過ぎた、一度大きな負荷が掛った、割れがあるヘルメットは使用せず新しく交換するようにしてください。
労検ラベルについては登山用に使用する場合、「飛来落下物用」「墜落時保護用」共に適合したヘルメットにするようにしましょう。

 

[box class=”green_box” title=”CEマーク”]

EU規格 EN397:1995 産業用ヘルメット
EU規格 EN12492:2000 山岳用ヘルメット[/box]

[box class=”red_box” title=”国際山岳連盟(UIAA)”]

UIAA106規格[/box]

[box class=”blue_box” title=”労検(厚生省規格)”]

飛来落下物用ヘルメット
墜落時保護用ヘルメット
電気用ヘルメット[/box]

ヘルメットの種類

インモールド

ヘルメット内側に衝撃吸収素材(ポリカーボネート)をコーティングし軽量化に成功しています。
複雑な成型が可能でもあり、通気性に特化することで暑さが気になる方、夏山登山をする方にはおすすめです。

ハードシェル

工事用のヘルメットなどでよくあるプラスチック製(FRP、ABS)のヘルメットです。
インモールドよりは「大きく」「重く」なる傾向があるようですが、価格も安価で寿命も長いです。
被りっぱなしでなければハードシェルを選ぶ選択肢もあると思います。

[aside type=”warning”]フィッテイング
いずれのヘルメットを選ぶにしても、靴と同じで頭にフィットしなければ使用に堪えません[/aside]

売れ筋ヘルメット

mont-bell (モンベル) L.W.アルパインヘルメット 1124639

わずか225gを実現した、登山 クライミング用の超軽量ヘルメットです。
日本人の頭部形状にフィットさせた、独自のアジアンフィットデザインで2サイズの展開です。※近年、登山時の落石、転倒、滑落により、頭部を負傷する事故が増えています。クライミングに限らず、これらの危険性がある山域を歩く際は、ヘルメットを装着しましょう。

[box class=”glay_box” title=”スペック”]

  • 重量:225g (S/M)
  • サイズ;S/M(頭囲52〜57cm)、 M/L(頭囲57〜62cm)
  • 素材:アウターシェル:ポリカーボネート、インナーシェル:発泡ポリスチレン、インナーパッド:ポリエステル[/box]

PETZL (ペツル) シロッコ 2017~2018年

ペツル特許 : ハイブリッドヘルメット ・頭頂部はコンパクトなEPSライナーをポリカーボネートキャップでカバーする構成 ・通気口が刻まれた超軽量ポリプロピレン製シェルは、本体が変形することで側面および後頭部からの衝撃を吸収します ・頭部の保護性能を高めながらも超軽量を実現。

[box class=”glay_box” title=”スペック”]

  • 重量: 160g(S/M)、170g(M/L)
  • サイズ: S/M(48-58㎝)、M/L(53-61㎝)
  • 素材: EPP、EPS、ポリエステル
  • 付属: 収納袋、スペアフォーム[/box]

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) ハーフドーム BD12011

アルパインクライミング、トラッドクライミングでオールラウンドに使えるハーフドームがモデルチェンジ。
より洗練されたデザインに進化しました。

[box class=”glay_box” title=”スペック”]

  • 重量:320g(M/L)
  • サイズ:S/M(48~57cm)、M/L(55~61.5cm)
  • ABSシェル/EPSフォームのハイブリッド構造
  • 左右と後方のベンチレーションポート
  • 素早くフィットできるダイヤルアジャスター
  • ヘルメット本体に組み込まれたランプクリップ
  • 本体に収納できるサスペンション[/box]

MAMMUT(マムート) SKYWALKER 2 222000050

極めて頑丈なプラスチックハードシェルで人間工学に基づいて作られた、通気性の良いクライマーヘルメット。サムホイールで素早く、片手で調整可能。強化されたEPSインナーを使用して新しくなり、より長持ちするようになりました。

[box class=”glay_box” title=”スペック”]

  • 頭囲:53-61cm
  • 重量:約380g
  • 耐久性のある硬化プラスチックシェル
  • 新しくなってより頑丈になったEPSインナー
  • 通気を良くする8箇所の開口部
  • 効率よく、すぐに頭のサイズに調整できるサムホイール[/box]

Grivel(グリベル) Stealth ステルス

ハイパーライト、ハイパーベンチレーション。
後頭部はシンプルなフィッティング方式で簡易な取扱いです。
20mm厚のポリスチレンパッドが衝撃吸収。
日本人に合う形状『Japan Fitting』規格。

[box class=”glay_box” title=”スペック”]

  • 素材:シェル=ポリカーボン、ライナー=ポリスチレンフォーム
  • サイズ:頭囲55〜61cm
  • 重量:200g[/box]

安全性への考え方

性分として安全を人任せにすることが好きではありません。安全性を高め、安心して登山を行えるように備えればと思います。
実際にヘルメットを購入しましたら使用感をレビューします。

 

 

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