レビュー ブラックダイヤモンド モーメンタムDS モンベル L.W.シットハーネス
クライミングだけでなく鎖場や岩場で活躍するハーネス。ザックに忍ばせておくとロープと合わせて自己確保やパートナー確保に安心です。
ただしモーメンタムDSを購入したところ以外に重量があってかさ張る。代わりに購入したのがL.W.シットハーネスです。
そこで今回は上記の二つを比較しながらレビューしていきます。
そもそもハーネスは必要か
私はクライミングなどはまだ未経験。またクライミングをする予定もありません。
そんな私がハーネスが必要でしょうか。私の出した答えは「必要」。
以下、その理由です。
- 120cmシュリンゲなどの簡易ハーネスは、結構体に食い込んで痛い
- 確保用などのシュリンゲとは別に、ハーネス用を余分に持ちあるく必要がある
- なるべく考えることを減らしたいので、専用の道具があるほうが現場では楽
ブラックダイヤモンド モーメンタムDS
まず最初に購入したブラックダイヤモンドのハーネス。装着感もよく、太ももやウエストが痛くなることもないです。ただしゴツイ。ザックの容量を大幅に食います。正直バックアップとしてはここのまでのツールが必要あるのか。
[box class=”glay_box” title=”ラベル名”]スペック
デュアルスピードアジャストバックルにより広い調整範囲を持つオールシーズンモデル。ウェストベルトにデュアルコア構造を採用し、通気性とサポート性に優れています。レッグループにはデュアルスピードバックルが採用されています。
・DS(デュアルスピード)アジャストバックルによる広い調整範囲
・軽量、快適なデュアルコア構造
・レッグループにもDS(デュアルスピード)アジャストバックル採用
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分厚いパッド。
反対から。プラスチックバックルは無く、すべて重量のあるごつい鉄の折り返しバックルが使用されています。ごつい。
メッシュのケース付き。
ベルト内側にには使用方法。CE0082。
サイズはXS-M。ケースも付けた重量です。
モンベル L.W.シットハーネス
バックアップとしてのハーネス。非常に軽量で装着もしやすいですが、反面プラスチックバックルを使用、パッドは無くほぼナイロンベルトという構造。
[box class=”glay_box” title=”ラベル名”]スペック
アルパインクライミング、バックカントリースキーに最適な超軽量・コンパクトハーネスです。
前側2カ所のクイックリリースバックルにより、アイゼンやスキーを履いた状態でも着脱が容易に行えます。
ヒップバックルにより、レッグループの位置を調節できます。
ギアラック、バックロープけん引用のループを備え、付属のスタッフバッグにコンパクトに収納できます。
【素材】ナイロン
【重量】200g
【サイズ】
XSサイズ(ウエスト57~69cm、レッグ46~56cm)
Sサイズ(ウエスト65~77cm、レッグ50~60cm)
Mサイズ(ウエスト73~85cm、レッグ54~64cm)
Lサイズ(ウエスト81~93cm、レッグ58~68cm)
【ギアループ数】2
【収納サイズ】17×11×4cm
【認証】
・EN 12277(本製品はタイプCハーネスに分類され、ヨーロッパ規格(EN12277)登山用ハーネスの安全基準と試験方法に適合しています。)
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プラスチックバックルを外すとほぼ一本のベルト状態になります。モーメンタムDSと比べると言わずもがな、頼りない。
ウエストベルトは金属製の折り返しバックルが使われています。一番負荷が掛かる部分だからでしょう。
ケースを含めても全然軽い!
比較
どうでしょうこの大きさの差。モーメンタムDSはあくまで本格クライミングを対象としているからでしょうが、比較すると大きさの差が目立ちます。
実際に使用してみると当然付け心地、安定感はモーメンタムDS。L.Wシットハーネスはつけ方に若干コツが必要なのと、ベルトが細い分太ももに食い込みやすく、股間が痛い事も。ただし装着したままでもあまり邪魔にならず、付けっぱなしの登攀でも気になりません。あくまで補助として割り切ってしまえば、選択肢に入ってくるハーネスだと思います。
私は宙づりも考えられる状況ならモーメンタムDS、あくまで滑落防止、鎖での保険としてならL.W.シットハーネスで使い分けして行こうと思っています。
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